TIGER MOUNTAINギャラリーでは、7月9日(水)より東京の出版社Dog Yearsによる新刊『ファンデーションズ – 久保田奈穂』の刊行記念展を開催します。
日本生まれ、現在ニューヨークを拠点に活動する写真家・久保田奈穂 は、2006年より、特に2019年から2024年にかけて、ニューヨーク市全域で点在する消えゆく自動車修理工場の姿を記録し続けてきました。その長期プロジェクトが、写真集として今年7月にDog Yearsより刊行されます。
本展では刊行を記念し、本を実際に手に取っていただけるとともに、ニューヨークのプリントスタジオ・ギャラリー、a83による特別なシルクスクリーンプリントの展示・販売も行います。また、会期中には作家本人も来日し、トークイベントの開催を予定しています。
- 展示名
Dog Years「ファンデーションズ – 久保田奈穂」刊行記念展
- 会期
2025年7月9日(水)〜7月27日(日)
営業時間:水−土 13:00〜20:00 / 日 13:00〜18:00
定休日:月、火、祝日
- 会場
TIGER MOUNTAIN ギャラリー
住所:東京都港区虎ノ門3-7-5 虎ノ門Roots21ビル 1階
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プロフィール
久保田奈穂 Naho Kubota
ニューヨーク在住のアーティスト/フォトグラファー。これまでに、OMA、SO-IL、New Museum、Frieze、Vitra、Patricia Urquiolaなど国際的な建築設計事務所や文化機関と多数のプロジェクトを手がけるほか、コロンビア大学建築学部、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)など教育機関とも継続的に協働。イスタンブール・デザイン・ビエンナーレ(2018)、Storefront for Art and Architecture(2016)などで作品を発表。建築、デザイン、アートの領域を横断しながら、空間と光の関係、都市の変容、モノと人の記憶といったテーマを探求している。
https://nahokubota.com/
書籍
- タイトル
『ファンデーションズ』
- 書籍紹介
ニューヨークを拠点に活動する写真家・久保田奈穂は、2006年より、特に2019年から2024年にかけて、ニューヨーク市全域に点在する、姿を消しつつある自動車修理工場を記録してきました。これらの写真は主に閉店後に撮影され、人の姿はありません。車の部品が生み出す特定の配置に目を向けると同時に、そしておそらくそれ以上に、工場そのものの空間へと視線が注がれています。
空間の類型として捉えると、ボディショップ——なかでも久保田が強く惹きつけられている塗装ブースは——アーティスト・スタジオの極端な形態として理解することができます。そこでは建築はほとんど消え去るかのように後景へ退き、制作というプロセスそのものに、すべての主役性が委ねられています。
人の気配を排しつつ、整然と並ぶ車の部品や塗装ブースといった「舞台装置」に光を当てることで、久保田の写真は、そこで営まれてきた労働の記憶や、幾層にも重なる時間の痕跡を静かに映し出しています。
- 著者
久保田奈穂
- サイズ、ページ、カラー など
H303mm x W303mm x D10mm, 740g / 31ページ
- 発行
Dog Years
- 価格
7,150円(税込)